高多機能性樹脂グラウト材
IGグラウトE175は、高強度・高接着性に優れたエポキシ樹脂をベースにした、高多機能性樹脂グラウト材です。工場及びプラントの命となる回転機器・重機械設備等の新設グラウト工事、又は改修工事で使用することにより恒久的に機器を保持することができます。
IGグラウトE175の特徴
高強度 | 繰り返し衝撃荷重に耐える強度を持つことにより、長期にわたり安定した性能を発揮します。又、短時間で高強度が得られます |
高接着 | エポキシ樹脂の持つ接着性により、鋼材・コンクリートの構造物の一体化を図り、応力の伝達・振動減衰効果を発揮します。 |
高流 動性 |
流動性に優れるため、間隙に完全充填することができ、施工も容易です。 |
その他機能 | 耐薬品性・耐油性・耐水性に優れています。硬化時の反応熱が低く硬化収縮も極めてありません。 |
IGグラウトE175の用途
●鉄骨・コンクリートの構造物の間隙充填グラウト。
●回転機器・重機械設備・各種産業用機械設備等のベースグラウト及びアンカーボルトグラウト。
仕様内容
主剤 | 9.6kg×1 |
硬化剤 | 3.2kg×1 |
骨材 | 20kg×4 |
1セット当り練上がり量 | 44ℓ |
1㎥当り使用量 | 約23セット |
最大打設厚 | 200mm |
包装形態
【主剤】 9.6kg 18ℓ用ペール缶 【硬化剤】 3.2ℓ 4ℓ缶 【骨材】 20kg×4袋
使用方法
- IGグラウトE175は、主剤1缶・硬化剤1缶・骨材4袋が1セットになっております。
- 手順は、まず主剤が入ってるペール缶に硬化剤を入れハンドミキサーで十分に撹拌した後、骨材を入れたモルタルミキサーに投入し、樹脂(主剤+硬化剤)と骨材が均一になるまで混合してください。
※ご不明な点は、IGグラウトE175担当者までご相談ください。
※やむを得ず小分けして使用する場合でも、配合比率は変えないでください。
物性試験結果例
樹脂モルタル配合 樹脂:専用骨材=1:6.25
測定値(代表値) | 試験方法 | |
外観 | 主 剤 微黄色透明液状 硬化剤 淡黄色透明液状 |
目視による |
粘度(20℃) | 主 剤 1,000mPa・s 硬化剤 40mPa・s 混合物 400mPa・s |
JIS K 6833 |
液比重(20℃) | 主 剤 1.14 硬化剤 0.97 |
JIS K 6833 |
樹脂モルタル 可使時間 (1Lスケール) |
10℃ 120分 20℃ 80分 30℃ 60分 |
温度上昇法 |
樹脂モルタル 最高発熱温度 (1Lスケール) |
10℃ 14℃ 20℃ 25℃ 30℃ 42℃ |
温度上昇法 |
硬化物比重(20℃) | 2.10(樹脂モルタル) | JIS K 7112 |
線膨張係数 | 4.1×10-5/℃ | JIS K 6911 |
圧縮強さ | 99.2MPa | JIS R 5201 |
曲げ強さ | 30.2MPa | JIS R 5201 |
圧縮弾性係数 | 2.0×104MPa | JIS K 7208 |
引張強さ | 13.7MPa | JIS K 7161 |
引張付着強さ | 15.0MPa | JIS A 6909 |
引張せん断接着強さ (ベース樹脂での測定) |
18.6MPa | JIS K 6850 |
※物性試験養生条件:20±2℃ 7日間
圧縮強度発現
[試験方法]JIS K 7208に準ずる。
圧縮強度発現
養生日数 | 10℃ | 20℃ | 30℃ |
1日後 | 強度出ず | 17.7 | 60.6 |
2日後 | 8.0 | 61.5 | 75.3 |
3日後 | 53.8 | 79.8 | 84.4 |
4日後 | 76.5 | 89.7 | 90.1 |
5日後 | 88.6 | 94.2 | 93.0 |
6日後 | 97.1 | 98.0 | 94.8 |
7日後 | 99.2 | 100.0 | 97.5 |
(MPa)
使用・取扱上の注意事項
- IGグラウトE175は全て配合比率に応じたセットになっていますので、その他の物を混合しないでください。尚、配合比率も変えないでください。
- セット単位で十分に撹拌・混合してからご使用ください。
- 最大打設厚を超えて打設を行う場合は数回に分けて打設してください。
- 主剤・硬化剤は危険物第四類第3石油類に属しますので、保管場所及び火気には十分に注意してください。又、骨材は吸湿性を有する粉末品ですので、セメント同様の保管をしてください。
- 一度開封し放置された商品は使用しないでください。
- 取り扱いに関しては、防塵マスク・保護メガネ・ゴム手袋等の保護具を着用してください。
- 使用の際、目や皮膚に対して刺激性があり、粘膜に炎症を起こす事があり、多量に蒸気を吸引すると炎症を起こすことがありますので、打設箇所は換気を十分に行ってください。
- 目に入った場合は、速やかに清浄な水で十分に洗眼した後、必要に応じて専門医の診療を受けてください。
- 皮膚に付着した場合は,速やかに水と石鹸で洗い流し、必要に応じて専門医の診療を受けてください。
- 飲み込んだ場合には、多量の水を飲み込ませ吐かせた後、専門医の診療を受けてください。
- 作業中に上記を多量に吸引した場合には、速やかに新鮮な空気の場所に移し、専門医の診療を受けてください。
※その他ご不明な点は、IGグラウトE175担当者までご相談ください。
※商品改良のため、予告なく仕様の一部を変更する場合がありますので、ご了承ください。
主要工事重機
●ディーゼルエンジン ●プレス ●ガスエンジン
●ハンマー ●熱圧延ミル ●レシプロコンプレッサー
●ターボブローワー ●ピニオンスタンド
●往復動ポンプ ●ロッドミル ●製缶機
●ロータリーキルン ●押出機 ●クラッシャー
●減速機 ●ロールコンベア
●ファン ●クレーンレール etc.